【アンデッドアンラック】93話　ネタバレ/感想/考察　〜春編決着！一心の名前に隠された意味とは……？？〜

あらすじ
感想・考察

あらすじ

ついに風子と春の勝負が始まります。

勝負のお題は半か丁か。アンディは、勝負が決まるまで

酒を飲みながら花見をして待とうと呼びかけ、

宴会が始まります。

そこに風子と春も合流し、皆が二人の勝負を見守りますが、

風子はなかなか賽を投げません。

春との別れが悲しく、躊躇してしまいます。

そんな風子を、アンディが背中を押し、

勝負は決着します。結果は風子の勝利。

春は消えていく中で、一心に対して謝罪をします。

初代一心を殺してしまったことに対して。

しかし、現・一心は恨んでいないと言います。

一心というのは襲名制で、

初代から、代々子孫の名前には

春の字を入れることになっていると。

春は一心の愛を知り、微笑みながら一句を詠んで

この世を去りました。

感想・考察

本当にいい漫画すぎる!!
なぜこの漫画がこの掲載順位なんだ！！！
SAKAMOTODAYSが最近、前の方に来て喜んでいたら、
アンデラが後ろの方にいて悲しくなるし、情緒不安定になるわ！！！

ということで、毎回各編のラストが良すぎるんですよね。
見開きの構図も相まって、かなりアニメ映えしそうです。
アニメ化希望!!!

風子の心情・アンディとのやり取りについて

そりゃ風子も賭けしたくないですよね……
アンラックの能力は、他人の運を否定するんだから、（風子が好きな人限定）
一対一の賭けで風子に勝てるわけないんですもの。
必ず春が消えてしまうんですもの。
ただアンディの言葉が熱かった。
「ただ生きることが何よりもいいわけじゃない。
良い終わりに向かうための生だ」
不死として死ぬ方法を探しているアンディが言うからこその重み。
春の辛さがアンディにはよくわかるのでしょう。
回を重ねるごとにアンディの深みが出てきます。
そして、
「人に好かれたかった春がお前の不運（すき）で死ねる」
見方を変えれば、不運は風子が好きな人にしか発動しないので、
（正確には大きな不運にならない）
不運が起きた＝風子に好かれているという証拠にもなります。
人とのつながりを求めた春にとって、これほどわかりやすい愛はないでしょう。

一心の名前について

そりゃ初代の名前が一心だったから、現代の一心の名前は別にあるんだろうなー
くらいには思っていましたが、まさかここにも仕掛けがあるとは……
やられました。
現代の一心の名前は　山岡　春歌。初代から代々、春の字を入れてきたということは、
それほど初代は春のことが好きだったのでしょう。
言葉にもしていましたが、そこまでしていたなんて。。
しかも、自分の家系は否定者で、いつか自分の子孫がUMAである春と出会うことを
予感し、いつか春に伝わるように春の字を入れることにしていたとしたら……
妄想が膨らみますが、胸打たれますね。
春歌という名前を聞いて、最後に春が一句を詠み、この93話のタイトルが春の歌。
スピッツの春の歌を思い出しましたが、歌詞に、「聞こえるか、遠い空に写る君にも」
という部分があり、一心への想いに重なってしまいます。。。
上手く言葉にできませんが、流れが良すぎる。。。
最後の桜の花びらが、春が消えたことで紅葉に変わるのもビジュアルとして最高です！
アニメ化希望！！！(2回目)

今後の展開について

今回で四季編も終了ですが、一つ気になることがあります。
なぜ秋だけ捕獲だったのか？？
冬は瞬殺でしたが、３つの季節を消す必要があったのでしょうか？？
ここで、関係ないかもしれませんが、花見について調べていたら
興味深い情報がありました。
花見の定番?の三食団子ですが、各色がそれぞれの季節を表しているそうです。
ピンク＝春、緑＝夏、白＝冬　という風に。諸説あるそうですが。
なぜ3色で秋が無いのかというと、秋が無い＝飽きが無いという言葉遊びがあるらしいです。
これをアンデラに当てはめてみると、秋が残った→飽きがある→飽きた（今回のループに？）
となり、神（クソヤロー）との対峙が近いことを示しているのでしょうか？？
名前にこだわる本作なので、何かある気がします!!!

余談ですが、サイコロの4の目が不になっており、6の目が光になっているのも
オシャレでしたね、不（マイナスなこと）も、足せば光（プラスのイメージ）になるみたいな・・・
次週から新展開だと思いますが、君に伝われの101巻（101話）まであと7話です。。
何があるのか、楽しみです！！！